振袖にブーツって大丈夫？コーディネートや注意点をご紹介！

成人式は一生に一度しかないから、こだわって可愛くしたいですよね。

「卒業式の袴と同じように振袖にブーツを合わせたい」
「歩きやすくて可愛いブーツでコーディネートしたい」

そんな方が増えてきています。

今回は振袖×ブーツのコーディネートや履くときの注意点について徹底解説していきます！

そもそも振袖にはなぜ草履を合わせるの？

振袖のコーディネートといえば草履が合わせてあることが多いです。

卒業式で着ることの多い袴にはブーツも草履も合わせますが、
振袖には草履が一般的です。

それはなぜなのでしょうか？

その理由は振袖が「未婚女性の第一礼装」であるからです。

振袖はまだ結婚をしていない若い女性の最もフォーマルな装い＝正礼装になります。

正礼装では草履を合わせるのが正式とされているため、
「振袖といえば草履」のスタイルが多いんです。

ただ現代の成人式では正式な服装である必要性はあまりないので、ブーツで成人式に出席してOKです。

結婚式や成人式以外の式典では正礼装が望ましいので、そのときは草履で出席しましょう。

冬の成人式で雪が降る地域の場合は草履だと、
足袋が濡れたり草履が汚れる可能性があるので、
ブーツを合わせるのも◎だと思います。

振袖に合うブーツの選び方

振袖の場合袖が長いため動きづらく、また着物は何度もしゃがむことで前身頃がはだけやすくなります。

なので、ブーツを選ぶときはなるべく脱ぎ履きのしやすいものを選ぶのが良いです。

おすすめはサイドゴアブーツ。

サイドゴアブーツは両サイドまたは片側がゴムになっているので、すぽんと脱いだり履いたりがしやすくおすすめです。

また、多いのがサイドにジッパーがついたタイプ。

サイドにジッパーのついたブーツは、履くときにしゃがむ必要がありますが、履くときのコツをおさえれば着崩れしにくく脱ぎ履きができます。

履くときはまずジッパーを下までおろしきって履き口をガバっと開いてから地面に置いて履きます。

ジッパーを上げるときは着物の前身頃をすね辺りで押さえながらしゃがんで、ジッパーを上げるようにすると◎。

脱ぐ時も同じようにしゃがんで、履き口をしっかり開いてから脱ぐと脱ぎやすいですよ。

振袖でブーツを履くときの長さは、ミディアム丈が◎。

ショート丈だと素足が見えたり、短めに着付けた場合バランスが悪く見えることも。

ロング丈は、着物だと脱ぎ履きがかなり大変になるのでおすすめできません…。

ミディアム丈の場合、くるぶしから10cm程度高さがあると◎。

ちなみに振袖の下にカラータイツを合わせたい！と思っている場合は、パンプスやストラップシューズがおすすめです。

振袖にブーツを合わせる場合、コーディネートにもよりますが、シンプルなデザインの方が合わせやすいです。

特にブラック・ブラウン・ホワイトのシンプルなストレッチブーツは振袖の他、袴や普段着にも合わせやすいのでおすすめです！

色で迷ったときはこの3色から選ぶのが◎。

ブーツも他の小物と同じように、振袖や帯から色を拾ったり
小物と同じ色で揃えれば、まとまったコーディネートになりますよ。

また、質感にもこだわってみて下さい。

革のようなつるつるの質感やファーやスエード調の質感のものなど、振袖や全体の雰囲気によって変えてみるとコーディネートに差がつきます。

振袖でブーツor草履を履くときのメリット＆デメリット

ブーツと草履、どちらを履いたらいいのか迷っている方向けに両方のメリット＆デメリットを上げてみました。

参考にしてみて下さいね。

◎防寒対策がしやすい(靴下やタイツが履ける)
◎普段着でも使い回せる
◎草履よりも身長が盛れるのでスタイルアップできる
△結婚式や他の式典には向かない
△草履よりも脱ぎ履きがしづらい

◎成人式の他結婚式や他の式典にも履ける
◎バッグとセットでレンタルor購入できコーディネートしやすい
◎脱ぎ履きがしやすい
△足袋1枚だと足元から冷えやすい
△雨・雪の場合足袋が汚れたり濡れる可能性がある

振袖×ブーツのコーディネート

まずはこちらの写真から！

赤が映える振袖には金・白・黒の小物を合わせてコーディネート。

重ね衿や帯揚げと同じ黒いブーツにしているので、
コーディネートにまとまりがあります。

ブーツはサイドゴアでジッパー付きなので履きやすさも◎。

厚底＆ヒールでスタイルアップが叶う、大人っぽいコーディネートです！

お次はこちら！

白・黒・グレーのモノトーンカラーの振袖は同じモノトーンカラーの小物を合わせてコーディネート。

髪飾り・帯締め・ブーツの色を合わせて引き締まった印象に。

振袖の柄が淡く柔らかいので、編み上げブーツを合わせてシンプルになりすぎないコーディネートにしています。

お嬢様っぽい上品な可愛さが◎！

最後はこちら！

白地にカラフルな柄の振袖には、振袖から色を拾って水色・ピンク・黄色の小物でコーディネート。

帯揚げ・ヘッドドレス・リングと同じビビットなピンクのファーブーツがコーディネートを引き締めています！

濃い色でもバランスがとれるように、色を散らすようなイメージの小物使いをしていて、着物上級者さんのような雰囲気が出ています！

可愛くておしゃれなコーディネートです！

振袖×ブーツのまとめ

いかがでしたか？

ブーツを合わせるときは、脱ぎ履きのしやすさ・丈の長さ・デザインや色などが重要になります。

合うものを探したり、準備をするのは大変だと思います。

ですが、自分だけのコーディネートを見つけたときの喜びはひとしおです。

コーディネートのコツを押さえて、振袖で過ごす特別な時間を楽しんで下さいね！

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